赤ちゃんのおしゃぶりには有害物質が?

塩化ビニールを使ったおしゃぶりに注意!

おしゃぶり、歯がため、人形などプラスチック製のおもちゃには、塩化ビニール(塩ビ)を使った製品がかなりあります。

これらのおもちゃにはプラスチックを柔らかく加工するために、以前はよく環境ホルモンの一種で可塑剤のフタル酸エステル類が加えられていました。

こうしたことが知られるようになり、塩ビのおもちゃに講義する声が大きくなって、現在は3才児以下向けの玩具には、フタル酸エステル類は使わずに、「非フタル酸エステル」「アジピン酸エステル可塑剤を使用」「可塑剤はクエン酸を使用」などと表示される製品がおおくなりました。

しかし、そもそも可塑剤は溶け出しやすい性質を持っているので、代替物質でも子供が口に含む可能性のあるものには使わないのが理想的です。

おもちゃにはほかに変色などを防ぐための安定剤として、イタイイタイ病の原因となったカドミウムや、環境ホルモンの有機スズ化合物などが使われています。
サビを防止するためのジブチルヒドロキシトルエン(BHT)には発がん性や催奇形性が認められています。

おもちゃには2つの大きな問題があります。一つは、3才以上のおもちゃになると、とたんに可塑剤などの表示が少なくなることです。
玩具メーカーが、本音では子供たちの安全よりも、利益を上げることに熱心かということがよくわかります。

もう一つ、環境保護団体グリーンピースが調査した結果、環境ホルモン対応商品と称する商品からも、環境ホルモンのビスフェノールAが検出されているという問題があります。
表示を鵜呑みにすることはできないのです。

どうすればいい?

安全なおもちゃを選ぶ
孫や子供の喜ぶ顔が見たいと、大人はなんでも買ってあげてしまいます。しかし、子供が喜べばそれで良いのでしょうか。
知能も体も急速に成長する子供の時期は、化学物質の影響を受けやすい時期でもあります。子供は、自らの安全な食べ物や玩具を、自分で選ぶことはできません。親がよく注意してあげなければいけないのです。

危険な化学物質が含まれている塩化ビニール製のおもちゃは避け、木材など自然素材のおもちゃを買うようにしましょう。

このときに注意が必要なのは、木製のおもちゃでも、塗料などに化学物質が含まれている場合があることです。
色のついたおもちゃは、塗料に天然塗料が使われているかを店員に聞くなど確認しましょう。

子どもの好みというより、大人の趣味で買っているとしか思えないキャラクターものの玩具には、子どもの想像力が育たないという指摘もあります。
子どものために何がいちばん大切なのかをよく考えて、おもちゃを選びましょう。